包丁一本さらしに巻いて

転職しました

5年間お世話になったアクセンチュアを卒業し、本日より株式会社カンムで働きます。

思い返せばゴミ虫のごとく無能なのに、「俺が日本で適当に大学生活送ってきた輩どもに負けるわけねー。どいつもこいつも雑魚ばっかだ。」とか比較的本気で信じてた22歳でした。恥ずかし過ぎて鼻血がでますが、そんな無邪気な万能感は、ファーストアサインで木っ端微塵に吹っ飛び、ちょっと仕事を覚えては新しいジョブにアサインされ、懲りずに調子に乗り、調子に乗ったまま守備範囲を広げ、自分から広げたくせにボコボコになり、鼻っ柱というか脊椎の辺りからバックリ折られて呆然とする、という事を繰り返してここまできました。

この5年間、自分の目指すスーパーな姿と実際のミジンコクラスの実力の断絶に、何度も嫌気がさし、嫌気が差しては飲んだくれ、歌を歌い、ちょっと泣き、また次の仕事に取り組んできました。そうやって振り返った時思い出すのは、やはりお世話になりまくった上司、チームは全然違うのに飲むときはやたら一緒にいる先輩や後輩、事ある毎に飲み会を開く同期達です。

皆さんと働けて、自分の5年間は本当に幸せでした。

本当にありがとうございました。

アクセンチュアで働き続ける事もきっとすごく面白い事なのでしょうが、ただ、もっと作りたくなってしまいました。自分の頭で考えたものを自分の手で実装する。自分の中でサービスやプロダクトを作るということは、各人がもっている「世はかくあれかし」という精神を実装する事だと思っています。カンムはまだ小さい会社ですが「世はかくあれかし」を持っています。ただ持っているだけではなく、作る、ということがどういうことが知っている会社だと思います。いいものを作るという事は、綺麗に整理整頓された思想や精神性だけで行える事ではなく、底なし沼ばりにドロドロしたトレードオフ、血の滴るような戦術レベルの意思決定、ヒリヒリするような関係各所の利害関係調整など、時に目をそむけたくなるようなものも沢山あるのです。

そんな鉄火場で、自分の核にある技術を使い、尊敬できるチームと一緒に「いいものを!」と叫びながら働きまくる。そういうことを新しい場所で全力でやってみたいと感じ、最終的な転職を決めました。

お世話になった皆様方。

知久は今後もバチバチに仕事とどつきあってきます。

へこんでたら、酒とレッドブルを注入してください。

あとミスチル。

5年間、本当にありがとうございました!!

今後ともよろしくお願いします!!